・1904年12月27日、「ピーターパン日」
・ピーター・パンには、ロンドンの公園で、ベビーカーから落ちてしまい、ベビーシッターに見つけられずに迷子になり、そのままネバーランドという不思議な世界へ移り住むととになったという生い立ちがあります。
・「ピーターパン」は大人にならない子供たちのネバーランドという国での楽しい冒険を描いた物語です。
・その内容を、少し覗いてみます。ある日の夜、突然ウェンディーの部屋へ、男の子が飛びこんできました。
・「あなたは、だあれ」「ぼくはピーター・パン。夢の国ネバーランドから迎えにきたんだ。さあ、いっしょに冒険に出かけよう」
・いっしょにいた弟のジョンとマイケルも、冒険と聞いて大喜びです。「ネバーランドって、どうやっていくの」「飛んでいくんだ。妖精のティン力ー・ベルの羽の粉をつけると、空を飛ベるんだよ」
・突然、ピーターがさけびました。
「みてごらん、あれがネバーランドだ。あの黒い船は、海賊船だよ。そしてあそこにいるのが、恐ろしいフック船長。むかし、フックは腕と時計をワニに飲みこまれたんだ。だからチクタク音をたててワニが出てくると、まっさおになって逃げ出すよ。」島では、子どもたちが待っていました。
・ピーターの家は、地面の下にあります。ある日、ウェンディーが言いました。「パパとママに会いたいな。おうちに帰りたい」
「ウェンディー、いっちゃ、いやだ!」子どもたちが、泣きだしました。
・その時、突然フック船長が現れたのです。「ピーターはおらんな。よし、野郎ども、子どもたちをつかまえろ!」子どもたちは、つぎつぎにつかまってしまいました。
・ 「大変よ、ピーター。みんながつかまったわ」 ティンカー・ベルが、大あわてで知らせました。
・「よし。ワニになって、フックをおどかしてやる」チクタク、チクタク。ピーターは時計の音をたてながら、海に飛びこみ、泳ぎだしました。
・ チクタク、チクタク。 「ワ、ワッ、ワニだあー」 フック船長は、あわてて隠れました。 子どもたちが、こわごわ海をのぞいてみると。船にあがってきたのは、ワニではなくてピーターでした。ピーターは、子どもたちをつぎつぎに助け出しました。もちろん、たいせつなウェンディーも。
・「うぬぬ、ワニかと思えば、おまえだったか」おこったフック船長がピーターに飛びかかり、船の上ですさまじいたたかいがはじまりました。
・身の軽いピ一ターが、短剣をビュン!それをよけたフック船長が、バランスをくずして。フック船長は海で大口をあけていたワニに、パクリと食べられてしまいました。
・これで海賊船は、ピーターのものです。ティンカー・ベルが妖精の粉をかけると、海賊船はフワリと空に浮かびました。
・船はウェンディーたちの家へと進みました。そしてようやく家へ着くと、ウェンディーたちは、窓から子ども部屋に飛びこんで、待っていたお母さんに飛びつきました。
「だまって出ていって、ごめんなさい。あたしね、ピーターと冒険に出ていたの」後ろをふりかえると、ピーターと海賊船は、もときた道を帰るところでした。
・飛んでいくピーターを見送りながら、ウェンディーたちは少し悲しくなりました。そんなウェンディーたちに、ピーターは明るく手をふると、「冒険をしたいときは、いつでもよんで。すぐにむかえに行くから。では、また会おう」
・ピーター・パンは、今もネバーランドに住んでいます。 いつの日か、あなたの部屋にも飛んでくるかもしれませんね。
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